「そろそろ家を建てたい」と思った瞬間、ほとんどの人が最初にぶつかる壁があります。
「で、何から始めたらええの?」
これ、私自身もそうでした。ネットで検索すると情報が多すぎて、かえって頭が混乱する。勢いで住宅展示場に行ってみたら、営業に追いかけ回されて週末が潰れる。やる気だけが空回りして、半年が過ぎていく。
この記事では、私が実際に踏んで「この順番でやっていればもっと楽だった」と痛感した5つのステップを、関西で家づくりをする方向けにお話しします。
この記事で分かること
- 家づくりの正しい最初の5ステップ
- やってはいけない順番(私が最初にやりかけた失敗)
- 住宅展示場に行くべき「本当のタイミング」
- 関西で土地を探すときの落とし穴
最初の失敗:いきなり住宅展示場に行く
結論から言います。いちばん最初に住宅展示場へ行くのは、私は絶対におすすめしません。
理由はシンプルで、私がまさにそれで危うく失敗しかけたからです。
家を建てようと思い立った最初の週末、何も考えずに某大手ハウスメーカーのモデルハウスに飛び込みました。豪華な吹き抜け、巨大なアイランドキッチン、海外製の家具。一瞬で「ここで建てたい」と思いました。
営業担当の方はとても感じが良く、その日のうちに「週末にプラン提案しましょう」と話が進みました。危なかったのは、自分の中に予算の軸も、どんな暮らしをしたいかの軸も、何もない状態で、豪華な空間に感覚を引きずられていたこと。
あとから冷静になって見積もりを見ると、私の想定より1,500万円以上高い金額でした。あのまま進んでいたら、毎月のローンに追われる35年が確定していたはずです。
モデルハウスに行くのは、5ステップの中で4番目。最初ではありません。
ステップ1:家族で「どう暮らしたいか」を話す
いちばん最初にやるべきは、夫婦または家族での対話です。地味ですが、ここを飛ばすと必ずあとで揉めます。
私が実際に話したこと
- なぜ今、賃貸をやめて家を建てたいのか
- 朝は何時に起きる?夜は何時に寝る?
- 料理はする?しない?誰が?
- 子どもの部屋はいつまで必要?独立したあとどうする?
- 10年後、20年後、自分たちはこの家でどうなっていたいか
- 週末、家でどう過ごしたい?
これを2週間くらいかけて、お風呂上がりや寝る前にぽつぽつと話しました。紙に書き出して並べてみると、夫婦で意外と優先順位が違うことが見えてきます。
私の場合、妻は「家事動線の良さ」を最優先にしていて、私は「吹き抜けのある広がり」を最優先にしていた。どちらも捨てたくなかったので、そこを両立できる間取りを提案してくれる工務店を探すことが、あとの判断軸になりました。
ここを曖昧にしたまま展示場に行くと、目の前の豪華さに引きずられて、自分たちの本当の優先順位が分からなくなるのです。
ステップ2:総予算の「上限」を決める
対話が一段落したら、次はいくらまで出せるかを数字で決めます。
シンプルな目安
世帯年収 × 7倍 = 無理なく返せる総予算の上限
- 年収500万円 → 上限3,500万円
- 年収700万円 → 上限4,900万円
- 年収900万円 → 上限6,300万円
私もこの「7倍ルール」で上限を設定しました。銀行は世帯年収の8〜10倍まで貸してくれますが、「貸せる」と「返せる」はまったく別の話です。
家を建てたあとも、子どもの教育費は増えていくし、車は買い替えるし、老後資金も積まないといけない。ここを見ずに目一杯借りると、10年後に必ず後悔します。
「総予算」に必ず含めるもの
建物本体だけで予算を組むと、後から泣きます。含めるべきは全部込み:
- 土地代
- 建物本体価格
- 諸費用(登記・火災保険・ローン手数料など、総額の10〜15%)
- 外構工事(100〜300万円は見ておく)
- カーテン・照明・エアコン
- 引っ越し・家具・家電
建物3,000万円で契約したのに、最終的に出ていった金額は3,600万円、みたいなことが普通に起こります。全部込みで考える癖をつけてください。
ステップ3:住宅ローンの事前審査を受ける
予算の目安が出たら、実際にいくら借りられるかを銀行に確認します。これは早めに動いたほうがいいです。
事前審査を先にやる理由
- 借入可能額が分からないと、現実的な予算が決まらない
- 工務店との最初の打ち合わせで「予算はこれです」と断言できると、話が速い
- 良い土地が出たとき、事前審査通過済みじゃないと買い付けに負ける
特に最後が重要で、関西の人気エリアの土地は「現金で即決」か「事前審査済みの人」に取られます。準備していないと、何度も「あの土地、取られました」を経験することになります。
関西で申し込むべき金融機関
- ネット銀行(楽天、住信SBI、auじぶん銀行)— 金利は最安圏
- メガバンク(三井住友、三菱UFJ、みずほ)— 審査は厳しいが条件は良い
- 関西の地銀(関西みらい、りそな、池田泉州、京都、南都)— 地元の柔軟さ
- フラット35(住宅金融支援機構)— 全期間固定で安心
2〜3行に並行して出すのがおすすめです。金利は0.1%違うだけで、35年で100万円以上の差になります。
ステップ4:情報収集(ここでやっと展示場)
ここでようやく住宅展示場や見学会に行きます。軸ができた状態で見る展示場は、最初に飛び込んだ時とは見え方がまったく違います。
回る順番
| タイミング | やること | 目的 |
|---|---|---|
| 最初の2〜3週 | 大手ハウスメーカー2〜3社 | 相場感を掴む |
| 次の2〜3週 | 地元工務店3〜5社 | 候補を絞る |
| 最後の2〜4週 | 本命2〜3社で詳細プラン依頼 | 比較検討 |
トータル2〜3ヶ月くらいかけるのが目安です。急ぐと必ず見落としが出ます。
関西には良い工務店がたくさんありますが、「派手さを捨てた本気の工務店」は展示場に出ていないことも多いです。地元の見学会や、実際に建てた方の家を見せてもらう機会を作ると、本命に出会える確率がぐっと上がります。
→ 工務店選びの基準は 工務店の選び方ガイド で詳しく書いています。
営業の圧を下げる魔法のひと言
展示場に入った瞬間に、私はいつもこう伝えていました:
「今日は情報収集の段階なので、その場での契約はしません。資料だけ頂いて帰ります」
これを最初に宣言すると、営業さんの圧が本当に下がります。相手もプロなので、今日決める人と今日決めない人とを見分けて、接し方を変えてくれます。
遠慮せず、最初に一言伝えるだけでお互い楽になります。
ステップ5:土地探しと並行して動く
建てる工務店の候補が絞れてきたら、土地探しも並行して進めます。建築会社が決まってから土地、という順番だと時間を大きく損します。
土地探しの基本
- 不動産ポータルサイト(SUUMO、LIFULL HOMES、アットホーム)でエリア感を掴む
- 地元の不動産屋に足を運ぶ。ネットに出ない「未公開物件」を持っている
- 候補の工務店に紹介してもらう。土地込みで相談できる工務店は強い
特に2と3は効きます。関西の良い土地は、ネットに出る前にプロの間で決まってしまうことが多いです。
関西で土地を探すときの落とし穴
私が実際に候補に挙げかけて、直前で外した土地のパターンです:
- ハザードマップ上に浸水エリアがあった(大阪の一部、淀川沿いは要注意)
- 旧耐震基準の擁壁があった(建て替えコストが数百万跳ね上がる)
- 建築条件付きで、好きな工務店を選べなかった
- 市街化調整区域で、そもそも建てられなかった
- 接道義務を満たしていなかった(道路に2m以上接していないと建築不可)
土地の価格だけで判断するのは危険です。安い土地は安い理由があるというのを、何度も現地で体感しました。
→ 土地探しの詳しい落とし穴は、別記事でまとめる予定です。
やってはいけない順番 vs 正しい順番
最後に、私が最初にやりかけた失敗の順番と、正しい順番を並べておきます。
❌ 最悪の順番
展示場 → 一目惚れ → 仮契約 → 土地探し → 予算オーバー → 後悔
これをやると、「先に建物の仕様を決めてから土地を探す」ことになり、予算が合わない・法規制で建てられないが頻発します。
✅ 正しい順番
家族対話 → 予算上限決定 → ローン事前審査 → 情報収集 → 土地と工務店を並行 → 契約
地味ですが、この順番を守るだけで失敗する確率が大きく下がります。
家づくりにかかる期間の目安
全体で1年〜1年半を見ておいてください。半年で終わらせようとすると、必ずどこかにツケが回ります。
| フェーズ | 期間 |
|---|---|
| ステップ1〜2(家族対話・予算) | 2〜4週間 |
| ステップ3(ローン事前審査) | 2〜3週間 |
| ステップ4(情報収集) | 2〜3ヶ月 |
| ステップ5(土地+工務店決定) | 2〜4ヶ月 |
| 設計・間取り打ち合わせ | 3〜6ヶ月 |
| 着工〜引き渡し | 4〜6ヶ月 |
私は最初、「半年あれば建つやろ」と思っていました。甘かったです。じっくり進めた分、いま毎日この家に住んでいて「これで良かった」と思えています。
まとめ:焦らず、順番通りに
家づくりは人生で一番大きな買い物です。焦って進めると、10年後に必ず「あの時もっと考えれば良かった」が残ります。
- ✅ まず家族で「どう暮らしたいか」を話す
- ✅ 総予算の上限を決める(年収×7倍が目安)
- ✅ 住宅ローンの事前審査を受ける
- ✅ それから情報収集に動く
- ✅ 土地と工務店は並行で動かす
この順番を守るだけで、家づくりは驚くほどスムーズになります。
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